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3人の女性映画監督によるトークイベント「視点を変えてみる 映画界の女性たち」
様々な女性の生き方をテーマとした2023年大阪ドイツ映画祭の締めくくりに、日独で活躍する3人の女性映画監督を迎えてトークイベントを開催します。ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川のレジデントとして京都に滞在中のエリツァ・ペトコヴァ監督とツォーラ・ルックス監督、そして国内外の映画祭で受賞し、期待の若手として活躍中の岨手由貴子監督の3人が、日独で映画製作に取り組む女性たちの挑戦や今後の展望などについて語り合います。
映画監督
エリツァ・ペトコヴァ&ツォーラ・ルックス Eliza Petkova & Zora Rux
ペトコヴァはデュッセルドルフで哲学と日本学を、映画監督をベルリンのドイツ映画テレビアカデミーで学ぶ。2015 年に短編映画「Abwesend」がカンヌ映画祭Cinéfondationpreis に、2016 に自身初の長編映画「Zhaleika」がベルリン国際映画祭Best First Feature にノミネート。2021 年には、ティラナ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。最新作「Mayor, Sheperd, Widow, Dragon」は上海国際映画祭で上映され、マックス・オフュルス賞映画祭で批評家賞を受賞。
ルックスはドイツ映画テレビアカデミーと、ニューヨークのコロンビア大学で映画監督を学ぶ。大学で学ぶ前には、ロイ・アンダーソン監督作品「ホモ・サピエンスの涙」や「さよなら、人類」でキャスティング・ディレクターを務めた。短編映画「Geschützter Raum」と「What happens in your brain when you see a german word like…?」が数々の賞を受賞した後、初の長編映画「Ich Ich Ich」が、チューリヒ映画祭、サンパウロ国際映画祭、台北映画祭、マックス・オフュルス賞映画祭等で招待作品に選出された。
二人はドイツ映画テレビアカデミー在籍中に知り合い、現在は妊婦に対する社会的期待をテーマにした長編映画「Akiko」の作家・監督チームとしてゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川にレジデントとして滞在中。
映画監督
岨手由貴子 Sode Yukiko
大学在学中から自主制作で映画を撮り始め、国内外で上映される。2015 年、長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』が公開。本作で第 7 回 TAMA 映画賞 最優秀新進監督賞、2015 年新藤兼人賞 金賞を受賞。 最新作『あのこは貴族』が 2021 年公開。第 50 回ロッテルダム国際映画祭のビッグスクリーンコンペティ ション部門にノミネートされ、フランスで行われた第15回KINOTAYO映画祭では最高賞にあたるソレイユ・ドール(金の太陽)を受賞。また、第13回TAMA映画賞 最優秀作品賞を受賞する。監督・脚本を担当した連続ドラマ『すべて忘れてしまうから』がDisney+で配信中。
司会
メラニー・ザクシンガー Melanie Saxinger
大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事。
パッサウ大学とロンドン大学東洋アフリカ研究学院で政治学と国際関係学を専攻。
2008 年外務省入省。東京、ニューヨークに赴任。2023 年9 月より現職。
主催:大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
協賛:一般財団法人山岡記念財団
協力:ゲーテ・インスティトゥート