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3月11日:東日本大震災と津波の犠牲者を追悼して

ドイツ総領事館、ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都 職員一同

DSC_0274, © GK Osaka-Kobe

11.03.2021 - 記事

東日本大震災の犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
10年経った今でも記憶の傷はなお当時のまま癒えることはありません。
被災された方々、ご遺族の方々とともに、震災の犠牲者の皆様に思いを致し、祈りを捧げます。

被災地を訪問(2011年)
被災地を訪問(2011年)© Martin Eberts
被災地を訪問(2011年)
被災地を訪問(2011年)© Martin Eberts

10年前の今日、東日本大震災の恐ろしい災害で数千人の命が奪われました。
被災された皆様、ご遺族の皆様、そして犠牲となられた皆様に衷心より追悼の言葉を捧げます。


津波の恐ろしい破壊力を映す映像は私の記憶から離れることがありません。
当時私は東京のドイツ大使館の被災者支援プロジェクトを支援するため、ベルリンより日本へ駆けつけました。

東京のドイツ大使館の被災者支援プロジェクトにて(2011年)
東京のドイツ大使館の被災者支援プロジェクトにて(2011年)© Martin Eberts
東京のドイツ大使館の被災者支援プロジェクト(2011年)
東京のドイツ大使館の被災者支援プロジェクト(2011年)© Martin Eberts


被災地に入り、想像を絶する被害の様子を見ました。壊滅的な被害を受けた沿岸地域、瓦礫の山、廃墟となった建物、壊れた道路や線路。しかしそこで私はもっと印象に残るものも体験しました。
全てを失った人々、家族を失い悲しむ人々、仮設住宅での生活を余儀なくされる当事者の方々が、悲しむ他の人々を支えたり新しい生活へ向かう意志を示す内なる強さを見ました。

今日私達は追悼の思いと祈りの中でこうした全ての人々とともにいます。
このような厳しい試練を与えられながらも再び力と希望を取り戻した日本の皆様との絆のなかにいます。


総領事 マルティン・エバーツ


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