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ドイツのクリスマス・スイーツ

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クリスマス前になるとドイツでは、だいたいお家でクッキーを焼きます。
時間をかけて、腕をふるい、伸ばした生地を型抜きしたり、手で形を作ったり、生地を搾り出したりしてクリスマスのクッキーを作ります。

クリスマスのクッキーによく使う香辛料は、シナモンとアニスです。アーモンドもクリスマス前には忘れる訳にはいきません。焼き菓子を作る際にはなおさらです。丸ごとのアーモンドや、ダイスカットしたもの、細切、スライスなどなど、アーモンドは、クッキーやマカロン、マジパンの生地にアーモンドプードルを練りこんだベートメンヒェン、シナモンのきいたツィムトシュテルネや蜂蜜の入ったホーニッヒクーヘンに、甘くてまろやかな風味を添えてくれます。

シュトレン

Stollen
Stollen © picture alliance / ZB

クリスマスのお菓子の代表といったらやはり「シュトレン」でしょう。これは、こってりとした酵母の入った生地に、レーズンとレモンピール、オレンジピールを練りこんで焼き上げたケーキで上には粉砂糖がたっぷりかかっています。。中にはマジパンが入ったものやラム酒入りの大人向けのものもあります。薄めに切って食べるのですが、一切れでおなかがいっぱいになるくらいほど密度の濃いケーキです。ドイツ全国どこでも手に入りますが特に有名なのはドレスデンのシュトレンで、バターがたっぷり入った濃厚な味で値段も高めです。中には美しい缶のケースに入っているものもあり、日持ちするのでおみやげとしても大変喜ばれる高級なお菓子です。

クリストシュトレンは、低温で乾燥した場所では日持ちがします。クリスマスの焼き菓子がパサパサにならないようにするためには、包装パッケージにそのまま戻すか、あるいは麻布のクロスをかけておくのが一番のようです。


レープクーヘン
レープクーヘン © picture alliance

レープクーヘン

ドイツで特に人気があるのはレープクーヘンというクッキー。これは、香辛料を練りこんだ生地を、少し大きめに円形や四角にしたクッキーで、たいていはオブラードに乗せて焼きます。レープクーヘンは中世の時代から作られているお菓子でニュルンベルクのものがオリジナルです。はちみつがたっぷりの生地にシナモン、グローブ、コリアンダーなどの香辛料が入ったレープクーヘンは直径8cmくらいの丸く平たい形でアイシングやチョコレートでコーティングされたものが一般的ですが、ハート型のものや中にジャムを入れたものもあります。
レープクーヘンを使って「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるようなお菓子の家を作ったりもします。レープクーヘンは日持ちするので飾りとしてのお菓子の家を楽しんだ後はみんなで食べてしまいます。


クリスマスのクッキー
クリスマスのクッキー © dpa-Zentralbild

プレッツヒェン

クリスマス前になるとドイツでは、だいたいお家でクッキーを焼きます。時間をかけて、腕をふるい、伸ばした生地を型抜きしたり、手で形を作ったり、生地を搾り出したりしてクリスマスのクッキーを作ります。焼きあがったらパウダーシュガーをまぶしたり、チョコレートや溶かし砂糖でコーティングして、最後にアラザンやマジパンでできた星で飾り付けをすると、ただのクッキー生地が立派なクッキー・アソートになります。

クリスマスのクッキーは地域や家庭によってさまざまですが、プレッツヒェンと呼ばれるものが一般的で、これは星や月、花の形に仕上げた厚みのあるクッキーです。アドヴェントの期間は常に手作りのプレッツヒェンが用意されています。またシュペクラティウスと呼ばれるスパイスの効いた薄い型抜きクッキーもクリスマスの代表的なお菓子です。

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