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クリスマスの装飾

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ドイツ東部は、エルツ山地地方の彫刻芸術、良い香りの煙を出す煙出し人形、シュヴィベーゲン(窓辺に置くアーチ型の伝統的なろうそく立て)とクリスマスピラミッドの故郷。また、チューリンゲンの粘板岩山地にある小さな町ラウシャはクリスマスツリー用のガラスの装飾品の産地です。


クリスマスツリー用の木
クリスマスツリー用の木© dpa-Zentralbild

クリスマスツリー

クリスマスツリーについて述べている最も古い書物は1605年にさかのぼり、エルザス地方のシュトラースブルク(当時はドイツ領で現在はフランス)のある家庭に由来します。
それによると、クリスマスの時期にもみの木を森から持ってきて、りんごやワッフル、金箔やお菓子で飾りつけをしたとなっています。
クリスマスツリーの飾りつけの伝統もドイツに由来します。最初はプロテスタント教徒の家庭で行われていましたが、後にカトリック教徒の家や教会でも行われるようになりました。ドイツ移民がこのクリスマスツリーの伝統をアメリカへもたらし、そこから世界中へと広まっていきました。

今では、12月24日が近づいてくると、みんなクリスマスツリーにふさわしい木を捜し始めます。ドイツ人の「お気に入りの木」は、葉が長持ちするノルトマンモミです。北ドイツクリスマスツリーおよびカット樹木生産者協会の発表では、ノルトマンモミのニーズは増え続ける傾向にあります。「15年前は、クリスマス前に売れたのはほとんど青トウヒでしたが、今ではノルトマンモミが75%、青トウヒはかろうじて15%といったところです」と協会のベルント・エルカー代表。ノルトマンモミは、だいたい12年で1m80cmから2m20cmというクリスマスツリーに適した大きさになります。バーデン・ヴュルテンベルク州営林局のドイツ産クリスマスツリー研究班(AKHC)によりますと、およそ2,700万本のクリスマスツリーがドイツのリビングルームで輝きを放っているということです。うち70%は地元の森から切り出してきたものです。街中では、クリスマスツリーはフェンスで囲った資材置き場やスーパーマーケットやショッピングセンター、あるいはホビーセンターで買うことができます。場所によっては森の中で好きな木を選んで買うこともできますし、時には自分で切ることもあります。


クリスマス
クリスマス© dpa

オーナメント

クリスマスツリーにぶるさげるオーナメントも各家庭によって違いますが、どの家庭でも必ずといっていいほど飾られるのは、金や銀のラメとろうそくの代わりの豆電球です。ろうそくの形をした豆電球もあります。また、ポピュラーなオーナメントとしては、木でできたお人形や天使、楽器をかたどったものや、靴下のミニチュアなどがあり、伝統的なものといえば、木でできたりんごやわらでできた星飾りなどがあります。クロカントと呼ばれるくるみやアーモンドでできたカラメル菓子などの、お菓子もクリスマスツリーに飾られます。
ドイツの木製のクリスマスの装飾品やツリーのオーナメントのほとんどが、ドイツ東部エルツ山地方の職人の伝統的な手作り玩具です。


クリスマスピラミッド
クリスマスピラミッド© dpa-Zentralbild

クリスマスピラミッド

ドイツのクリスマスの典型的な装飾品に、クリスマスピラミッドと呼ばれる木製の装飾品があります。台にとりつけたロウソクを灯すと上部の羽根や飾りが回るしかけになっています。ロウソクの炎の熱で起こされた上昇気流が、小さな天使などの人形をゆっくりと回転させるだけの素朴な飾りですが、羽が回ると小さなお人形などの影がお部屋に映し出されてとてもロマンチックです。


くるみ割り人形(左)とろうそくエンジェル(右)
くるみ割り人形(左)とろうそくエンジェル(右)© dpa-Zentralbild

くるみ割り人形

くるみ割り人形やスモーカー人形などもクリスマスの装飾にはかかせません。くるみ割り人形は兵隊やニコラウスなどさまざまな形があります。それぞれに共通なのは、口にくるみを入れ、背中についているバーを下にさげるとくるみが割れるしかけになっています。
スモーカー人形は丸い口から白い煙を出すお人形です。人形はお腹のところで上下二つに分かれるようになっており、お人形の下の部分にお香を置き、火を点けてから、お人形の上の部分を戻すと、口からもくもくとお香の煙りが出るしかけになっています。お香にもさまざまな種類があり、グリューワインの香りがするものまであります。


シュビップボーゲン
シュビップボーゲン© dpa

シュヴィップボーゲン

シュヴィップボーゲンは木製のアーチ型スタンドで、半円のアーチの中は切り抜き細工になっています。最近では本当のろうそくではなくろうそく型の豆電球を使っているものもあります。窓辺に置かれたスタンドがロウソクの炎に照らされてぼんやりと影を投じているのを眺めているだけで、幻想的な気分になります。


クリッペ-幼な子キリストの生誕の場面を表現
クリッペ-幼な子キリストの生誕の場面を表現© dpa

クリッペ

キリストの生誕の様子を人形で表したものが「クリッペ」です。キリストの生まれた厩にキリスト、マリアとヨーゼフ、祝福にやって来た3人の賢者、羊や牛などがセットになったミニチュアの人形の家です。
アドヴェントの時期になると教会はもちろん、クリスマスマーケットでも等身大のものが見られます。日本のお雛様のように家庭でも飾ります。木彫りのクリッペは大変高価なものなので、毎年少しずつ人形を買い足していったりもします。

有名な木彫りのクリッペの発祥の地はドイツ南部で、バイエルンの多くの地方に本格的な「クリッペ飾りの道」があり、また「クリッペ劇」も上演されます。