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広島と長崎への原爆投下から80年の原爆の日に寄せて ヴァーデフール外務大臣コメント

11.08.2025 - 記事

ヒロシマとナガサキは二度と繰り返されてはなりません。両市に投下された原爆の破壊力の規模、そして原爆投下が数多くの人々にもたらした筆舌に尽くしがたい苦しみは、80年を経た今もなお私たちに警鐘を鳴らし続けています…

2025年8月6日 報道発表


広島(8月6日)と長崎(8月9日)への原爆投下から80年となる原爆の日を迎え、ヴァーデフール外務大臣は本日(8月6日)、次のとおり述べました。

ヒロシマとナガサキは二度と繰り返されてはなりません。両市に投下された原爆の破壊力の規模、そして原爆投下が数多くの人々にもたらした筆舌に尽くしがたい苦しみは、80年を経た今もなお私たちに警鐘を鳴らし続けています。核戦争に勝者はなく、核戦争は決して戦われてはならないのです。
2024年のノーベル平和賞が「日本被団協」に授与されたことは重要なメッセージであり、広島と長崎の被爆者の方々による記憶継承の活動を称えるものです。
広島と長崎の苦しみ、そして核保有国の数が制御不能な状態になることへの懸念を背景に、核兵器不拡散条約(NPT)が成立しました。我が国は、フランス、英国とともにNPTの維持・強化のために一貫して取り組み、またイランの核武装を阻止し、同国の核開発を巡る危機が外交的手段で解決されるよう、全力を尽くしています。
残念ながら私たちは、ロシア等の国々が、世界の安全保障の基幹である核秩序を、核の威嚇によって揺るがしていることも目の当たりにしています。
平和と安全を確保するため、私たちは今後も抑止力・防衛力を強化するとともに、国際秩序を守るために断固として取り組まねばなりません。

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