「1年前、ミャンマーにおいて軍が力づくで権力を掌握し、国を重大な危機に陥れた。昨年はミャンマーの人々にとって苦悩に満ちた、失われた1年となった。本日私は、軍事政権によって殺害され、逮捕され、拷問を受けた何千もの人々、暴力から逃れなければならなかった何万もの人々に思いを寄せている。
軍事政府は自国民に対する唾棄すべき暴力と弾圧を直ちにやめ、政治的理由で拘束されているすべての人々を解放し、すべての国民への人道アクセスを認めなければならない。ミャンマー軍は、真剣な対話に向けたASEAN諸国や国連の努力に一刻も早く応じるべきだ。私たちはEUとして、軍事政権に対し、的を絞ったさらなる制裁措置を講じる用意がある。
同時に、民主主義の道へ回帰することは可能だと確信している。民族間の対話や信頼醸成に向けた民主化勢力の努力には、あらゆる支援を惜しまない。軍もミャンマー国民の明確な意思をいつまでも無視し続けることはできない。ドイツはパートナーと協力し、今後もミャンマーの人々のために精力的に取り組んでいく」