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カーニバル、この「5つ目の季節」は11月11日に始まり、灰の水曜日に終わります。お祭りの騒ぎがハイライトを迎えるのは、いわゆる「汚れた木曜日」(2023年2月16日)から灰の水曜日(Aschermittwoch、2030年2月22日)までの週です。バラの月曜日(Rosenmontag、2023年2月20日)には、大規模なパレードが行われ、愉快な仮装をしたり、伝統的な民族衣装や仮面をつけてパーティーやパレードを楽しみます。
「ファッシング」、「ファスナハト」あるいは「カーニバル」は、特にラインラント地方やドイツの中でもカトリックの影響が強い地方の古い風習です。その中心地はマインツ、ケルン、デュッセルドルフ、ボンです。南ドイツではアレマン地方の伝統的ファスネットを祝います。
灰の水曜日(Aschermittwoch)の前の6日間は、ドイツでは「狂騒の日々」と呼ばれます。この期間中に、本来のファッシングのお祭りがあります。
ドイツで人々が、紙の鼻をつけピエロの帽子をかぶって、路上で全く知らない人にキスしたり、紙吹雪やキャンディーの降り注ぐ中で「アラーフ」とか「ヘラーウ」などと叫んていだら、カーニバルは最高潮です。これが薔薇の月曜日(Rosenmontag)のお祭りです。この日、ケルンやデュッセルドルフ、マインツなどでは数キロにわたる仮装パレードが町を練り歩きます。道路沿いには数百万の人が出て、肩を組んで音楽に合わせて体を動かし、歌い踊って一種の無礼講の状態です。
羽目をはずした日々の終わりと共に、キリスト教の教義では灰の水曜日(Aschermittwoch)から、イースターまでの断食期間が始まります。キリスト教徒はこの期間を、キリストが十字架にかけられた聖金曜日の後の、復活祭の準備期間に当てます。