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ハイコ・マース外務大臣 ドイツ統一記念日に寄せて(2018年10月3日)

Bundesaußenminister Heiko Maas

Bundesaußenminister Heiko Maas, © Thomas Imo/photothek.net

02.10.2018 - 記事

今年で28回目を迎えるドイツ統一記念日に際し、マース外相が寄稿しました。

ドイツは、28年前に民主主義と自由のもと再統一され今日にいたっています。冷戦が強いた政治的分断の克服からすでに30年近く経ったということです。当時、東と西を隔てていた壁を崩壊にいたらしめたのは、他ならぬ東ドイツの勇気ある市民たちでした。同時に、私たちのパートナーである国々もその実現に大きな役割を果たしました。これらの国々が、統一ドイツは欧州において平和で良好な発展を遂げていくであろうとの信頼を寄せていなければ、ドイツ統一は実現できなかったでしょう。

今年も、多数の国々が我が国に大きな信頼を寄せてくれました。この6月、ドイツは180カ国以上の支持を受け、2年の任期で国連安全保障理事会非常任理事国に選出されました。国際社会からこうした信頼を得るということは、パートナー諸国とともに世界の平和と安全のため全力で貢献していく責務を担うことでもあります。そうした貢献は、ルールに基づいた国際秩序においてのみ可能です。真の「多国間協調主義」は、「強者の法」を固定化するものであってはならず、全ての者に等しく公正な条件をもたらすものでなくてはなりません。関心があればどの国でも加わることのできる「多国間協調主義のための同盟」において、私たちはそうした取り組みを進めていきたいと考えています。

相互依存が深まる21世紀の世界では、内向き傾向を克服することが求められています。たとえ現在、ナショナリズムやポピュリズムが世界中で台頭傾向にあったとしても、これに対抗していくのが正しいのであり、また対抗は可能です。1980年代半ば、東西分断下のドイツでは、ほとんど誰もがベルリンの壁崩壊など実現不可能だと思っていました。しかしわずか数年後に壁は崩れました。

今日も私たちは、欧州連合加盟国やそれ以外の世界中の国々とともに、様々な分断の克服、対立の緩和、世界各地の危機や紛争の解決、人権や法の支配の推進のため取組んでいます。

ドイツ統一が私たちに教えてくれたのは、真の前進を遂げるには一国のみの力では無理だということです。これまでも、そしてこれからも、私たちは互いに互いを必要としているのです。それは素晴らしいことなのです。

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