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世界死刑廃止デーに際しての欧州連合および在京加盟国の大使一同による共同メッセージ

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2008年以来、欧州連合(EU)および欧州評議会は10月10日を世界死刑廃止デーと してきた。EUは、死刑は人間の尊厳を侵害するものと考える。凶悪な犯罪に対す る抑止効果もない。誤審による極刑の執行は取り返しのつかない生命の喪失であ る。この日に我々は、死刑を全世界で廃止するとの決意をあらためて表明する。(続く)

(日本語仮訳)

2008年以来、欧州連合(EU)および欧州評議会は10月10日を世界死刑廃止デーと してきた。EUは、死刑は人間の尊厳を侵害するものと考える。凶悪な犯罪に対す る抑止効果もない。誤審による極刑の執行は取り返しのつかない生命の喪失であ る。この日に我々は、死刑を全世界で廃止するとの決意をあらためて表明する。

このように考えるのは我々だけではない。世界的潮流は死刑廃止に向かってい る。世界の3分の2以上の国々は、死刑を正式に廃止、もしくはその適用を止めて いる。死刑制度を維持する国々においてでさえ、執行総数は減少している。国連 総会は死刑廃止に向けての第一歩として執行停止(モラトリアム)を呼びかける 決議を何度も採択している。

このような背景の中で、EUは今年に入って既に日本において7人もの死刑囚に対 し刑が執行されことを大変遺憾に思う。死刑執行がなかった2年近い期間の後だ けに、特に懸念している。我々は日本に対し、この問題に関する包括的かつ国民 的議論を可能にするため、モラトリアムの即時導入を真剣に考えることを求めたい。

日本とEUは民主主義的な価値を共有する、同じような考えを持つパートナーであ る。我々はエネルギー安全保障、気候変動、国際的な開発協力といった多くの共 通の課題について、日本と緊密に協力している。我々の政府すべてが、数多くの 分野の世界的リーダーであり、国際社会で一目置かれている日本との関係を深 め、強化することを目指している。我々は、死刑の適用を停止する国々が増え続 ける中、日本がその一員に加わることを、心より願っている。


ラトビア  ペーテリス・ヴァイヴァルス大使
ルクセンブルク  ポール・シュタインメッツ大使
英国  サー・ディビッド・ウォレン大使
イタリア  ヴィンチェンツォ・ペトローネ大使
スロヴァキア  ドゥラホミール・シュトス大使
ギリシャ  ニコラオス・ツァマドス大使
フィンランド  ヤリ・グスタフソン大使
ドイツ  フォルカー・シュタンツエル大使
エストニア  トイヴォ・タサ大使
アイルランド  ジョン・二アリー大使
チェコ  カテリーナ・フィアルコヴァー大使
スロヴェニア  ヘレナ・ドルノウシェク・ゾルコ大使
スペイン  ミゲル・アンヘル・ナバロ・ポルテラ大使
駐日EU代表部  ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート大使
ベルギー  リュック・リーバウト大使
ポルトガル  ジョゼ・デ・フレイタス・フェラース大使
デンマーク  カーステン・ダムスゴー大使
スウェーデン  ラーシュ・ヴァリエ大使
ハンガリー  イシュトヴァーン・セルダヘイ大使
フランス  クリスチャン・マセ大使
ルーマニア  ラドゥ・シェルバン大使
ポーランド  ツィリル・コザチェフスキ大使
オーストリア  ベルンハルド・ツィムブルグ大使
オランダ  ラーディンク・ファン・フォレンホーヴェン大使
リトアニア  アルギルダス・ダムブラウスカス代理大使
ブルガリア  ユリヤナ・アントノヴァ代理大使
クロアチア  ミラ・マルティネツ大使
キプロス  イオアナ・マリオティス大使
マルタ  ジョゼフ・カッサー大使
ノルウェー  アルネ・ウォルター大使

その他のコンテンツ

10月10日の世界死刑廃止デーに際し、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタイン、スイスの各外相による共同声明が発表されました。

死刑廃止のための共同アピール

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