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切られたネクタイ、煤だらけの顔

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灰の水曜日(Aschermittwoch)の前の6日間は、ドイツでは「狂騒の日々」と呼ばれます。この期間中に、本来のファッシングのお祭りがあります。

ネクタイを切る女性
ネクタイを切る女性© dpa

灰の水曜日(Aschermittwoch)の前の6日間は、ドイツでは「狂騒の日々」と呼ばれます。この期間中に、本来のファッシングのお祭りがあります。最初の日は木曜日で、ラインラント地方では「女のファストナハト」と呼ばれています。この日は女性が主導権を握り、多くの都市で市庁舎に押しかけます。男性は古いネクタイをしたほうが良さそうです。というのは女性たちにネクタイを切られてしまうからです。でもその代わりに、キスしてもらえますが。


他の地域ではこの木曜日は、「脂ぎった」あるいは「汚れた」木曜日とも呼ばれています。なぜならこの日は、断食期間を前に最後に家畜を処理する日だったからです。その際に出る脂肪が悪くならないよう、たくさん脂肪を使った料理を作ったり、パンやクッキーなどにも利用しました。


「煤だらけの」金曜日という名称も古い風習に由来し、子供たちが顔に煤を塗ることから来ています。これ以外は、金曜にはあまり行事はありません。土曜日からは、何キロメートルにもわたるファストナハトのパレードが町や村を練り歩きます。パレードで最も重要なのは、薔薇の月曜日(Rosenmontag)とファッシング(Fasching)の火曜日です。

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